内祝いとは、内(家)でおめでたいことがあった際に、ご報告もかねてお祝いの贈答品を渡し、相手と喜びを
分かち合うことが本来の意味です。ただ、現在ではお祝いを頂いてからお返しに贈答品を渡すことが、内祝いの意味として一般的になっています。
内祝いには、結婚内祝い・出産内祝い・入学内祝い、新築内祝い、快気祝いなどがあります。
お祝いをいただいた感謝の気持ちを、「ありがとう。これからもよろしく。」という心を込めてお返しします。
内祝いは、お祝いを頂いてから、1〜2週間程度でお礼の品を贈るのがベストです。多少日にちが空いても問題はありませんが、忘れた頃に…などと、遅くなり過ぎないようにしましょう。
また、一般的な相場ではありますが、お祝いに頂いた額の1/2程の金額のものを贈られる場合が多いです。ただ、高額なお祝いを頂いた場合などは、1/3程の金額で贈られると良いと思います。
あくまで目安ですので、相手に感謝の気持ちを伝えることを、第一優先にされてください。
のしには、「結び切り」と「蝶結び」の熨斗がありますが、内祝いの場合用途によって使い分けます。
「結び切り」は、一度結んだら引っ張ってもほどけない固結びを指し、「二度と繰り返さない」願いがこもっていますので、結婚内祝い・快気祝いの際に使用します。
「蝶結び」は、ほどいて何度でも結び直せることを指し、「繰り返して良い祝い事」の際に使用し、出産内祝い・入学内祝い、新築内祝いなど、結婚・快気以外の内祝い全てに使用します。
出産の内祝いの場合、熨斗の表書き下部には、報告もかねてお子様の名前を入れましょう。
お子様のふりがなもふっておくと、しっかり読み方も覚えていただけるでしょう。
その他の内祝いは、ご自身の名字や名前を入れられると良いです。